コインランドリーの排気ダクトを清掃しないとどうなる?

2022.07.07

コインランドリーのオーナーさんや、これからコインランドリー経営を行う人のなかには「コインランドリーの排気ダクトは清掃が必要なのか、いまいち判断がつかない」という人もいるでしょう。

結論からお話しすると、コインランドリーの排気ダクトは定期的な清掃が必要となります。
清掃しないでいると、さまざまなデメリットを抱えることとなってしまうのです。

コインランドリーの排気ダクトを清掃しないことで起こる問題を把握しておきましょう。

コインランドリーの排気ダクトを清掃しないことによるデメリット

コインランドリーの排気ダクトを清掃せずにいると、複数のデメリットを抱えることとなってしまいます。

まずは、考えらえるデメリットを具体的に解説します。

排気ダクトの機能が低下する

コインランドリーの排気ダクトを掃除しないでいると、排気ダクトの機能が低下する可能性があります。

排気ダクトの機能が低下すれば、本来の時間で乾燥できない・店内の換気が充分に行えなくなるなどの問題につながるでしょう。

支払わなければいけない電気代が高くなる

排気ダクトの機能が低下するということは、乾燥機のエネルギー効率が低下するということでもあります。本来の状態で稼働するよりも動かすのにエネルギーが必要となるため、電気代の上昇につながるでしょう。

コインランドリーの電気代は毎月5万円程度のところが多いようですが「利用数と照らし合わせて電気代が高い」と感じたら、排気ダクトのホコリが原因となっているかもしれません。

経営において、固定費は可能な限り削減したいものです。コインランドリーの営業において電気代を含む光熱費が発生することは避けられないものの、ダクト清掃によってエネルギー効率を適正に保てていれば、余分な光熱費を支払う羽目にはならないでしょう。

節電の方法としては照明をLEDに変更する、稼働率の高い時間に合ったプランに変更するなどの方法もありますが、ホコリの除去にはほかのメリットもあるため、優先して行うことをおすすめします。

ちりやほこりが溜まり機器が故障する

コインランドリーには不特定多数の人が衣類を持ち込むため、機器にホコリが溜まりやすい場所です。機器とつながっているダクトにも、想像以上のホコリが溜まっていきます。

ダクトにホコリが溜まっているということは、その手前の乾燥機の排気ファンやフィルターにも多くのホコリが溜まっているということ。また、排気ダクトの形状は長い筒状であり、ダクト内がホコリでいっぱいになれば洗濯機・乾燥機からうまく空気を送れなくなってしまいます。

これは、エラー表示や故障の原因となるため、できるだけ頻繁に取り除くことをおすすめします。

火災が発生する恐れがある

ダクト内のホコリが直接的な火災につながるわけではありませんが、機器の故障と同様に、ダクトにホコリが溜まるほどであれば、乾燥機自体にもホコリはかなり溜まっていると考えられます。

実際にガスバーナーの空気取り入れ口にホコリが付着して目詰まりを起こし、炎が乾燥機のドラム内に入り込んで火災となったケースがあり、安全面からもホコリの除去は必須といえるでしょう。

コインランドリーの機器内部は高温となるうえ、乾燥後に洗濯物を放置しておくと、洗濯物自体も放熱しにくい状態となっています。さらに、マッサージやエステ店などで使用するオイルや機械油、食用油などが衣類に多く付着していた場合には、発火のリスクが高まる恐れもあるのです。

不特定多数のお客様が来店されるコインランドリーでは、清掃を徹底し、念には念を入れた安全管理が重要となります。

利用者からクレームが入る可能性がある

排気ダクトにホコリが溜まる状態であれば、店内の空気もホコリっぽく感じられるはずです。これでは、いくら椅子や自動販売機などを用意して待合スペースを充実させても、利用者にとって心地良い空間とはいえないでしょう。

また、機器のエネルギー効率が低下して「本来洗濯・乾燥できる時間でできない」という状態になれば、利用者からクレームが入る可能性もあります。さらに、機器内にホコリが溜まったまま使い続けると、ホコリが逆流して洗濯物に付着してしまう恐れもあるのです。

こうなると、利用者からのクレームや客離れは免れなくなってしまうでしょう。

排気ダクトの清掃を怠らないことが大切

上記のようなデメリットから、排気ダクトはできるだけこまめに清掃すべきといえます。

ホコリを適切に除去するだけでも、故障の予防と火災のリスクの低減につなげられるでしょう。しかし「排気ダクトの清掃をした方がいいのはわかったけど、年中無休24時間営業の店舗でいつ行えばいいのか」と思われた方もいるかもしれません。

たしかに、ご自身でダクトの掃除をするとなれば、営業を一時休止して大掛かりな清掃を行う必要があるかもしれません。また、方法や手順などがわからないままに行うと、想定よりもずっと時間がかかることもあるでしょう。

排気ダクトの清掃は業者への依頼がおすすめ

プロの清掃業者であれば営業の妨げのならないよう、機器ごとに作業していくことも可能です。

ダクト内の清掃をしっかり行うことで機器が故障し、稼働できなくなれば本来得られたはずの売り上げがなくなる機会損失にもつながりますから、日頃からメンテナンスを行うことが大切です。

排気ダクトの清掃はプロの業者に依頼し、短時間でピカピカな状態にしてもらいましょう。

まとめ

この記事では、コインランドリーの排気ダクトを清掃しないことで起こりえるデメリットについて詳しくお話ししました。

排気ダクトの清掃をしないというだけで、多くのデメリットが発生してしまいます。しかし、オーナーさん一人だけで適切な清掃を行い、管理しながら営業するのは大変です。コインランドリーの営業自体は無人でも行えるとはいえ、こうした業務はどうしても発生してしまいます。

オーナーさんは一人だけで頑張ろうとせずに、コインランドリーの運営代行を行う会社を頼ってください。清掃や管理業務を運営代行会社に一任することで、本来のオーナー業務といえる経営や戦略策定・実施、PDCAなどに注力できるようになります。

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