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田舎のコインランドリー経営は向いている?メリットやデメリットも紹介

2022年6月6日
洗濯のイメージ

洗濯のイメージ

共働き世帯の増加などのライフスタイルの変化に伴い、コインランドリーを利用する人は増えています。

都市部では、近隣に複数のコインランドリーを見かけることもあるでしょう。

一方で田舎であっても、経営は可能です。
田舎ならではのメリットもありますが、知っておきたいデメリットもあります。

田舎でのコインランドリー経営を成功させるためのポイントについても解説していますので、参考にしてみてください。

田舎のコインランドリー経営は向いているのか

数日分の家族の洗濯物や、布団などの大きな物をコインランドリーで洗濯するケースも多いため、車で来店する利用者も多いです。

都市部では、十分な広さの駐車場を確保しにくい、少し離れた場所に駐車場を設けざるをえないなど、立地上諦めなくてはならないこともあります。

その点、田舎は駐車スペースが確保しやすいのがメリットです。十分な台数が駐車できるスペースを提供し、車でも行きやすい店舗を作れることは、田舎ならではの特徴と言えます。

そのため、田舎でもコインランドリー経営は向いています。

ただし、開業する土地を選ぶ際には注意点もあります。
田舎は競合店舗が少ないとはいえ、利用者がいないと経営は続けられません。集客の見込みを見極めて、土地を選ぶ必要があります。

田舎でコインランドリー経営するメリット・デメリット

田舎でコインランドリー経営を検討するなら知っておきたい、メリットやデメリットを解説します。

メリット

まず、田舎は競合店舗が少ないことが挙げられます。

人口が多い地域では、近隣に複数のコインランドリーがあることも多く、店舗同士で利用者の取り合いになることも多いです。

差別化が難しいとされるコインランドリー経営においては、数ある店舗の中からどうやって自店に来てもらおうかと頭を悩ませるケースも少なくありません。

たとえ近くに多くの人が住んでいても、競合店舗が多ければ利用者の安定的な確保が難しいこともあるのです。店舗が多いと、価格競争も起きてしまいます。

田舎は競合が少ないため、需要のある立地をきちんと見極めることで、集客が見込めるでしょう。また、コインランドリーは基本的に、利用者自身が自ら洗濯や乾燥を行うセルフサービスのスタイルです。

もちろん定期的な清掃や管理は必要ですが、たくさんの人材を雇う必要はありません。人材を確保しにくい田舎であっても、経営しやすいでしょう。

田舎でのコインランドリー経営は、土地の有効活用もできます。空き家は社会問題にもなっていますよね。

そんな空き家を取り壊した後の土地や、活用できていない更地も、有効的に使えるでしょう。

デメリット

田舎は都市部と比較すると人口が少ないため、必然的に利用者も少なくなってしまいます。

競合が少ないので集客しやすいという面はありますが、立地場所によっては競合がいなくてもなかなか利用者が集まらないといったケースも起こり得ます。

そのため、田舎でコインランドリーを経営する際には、事前にしっかりと市場状況を把握する必要があるのです。

また、田舎は日常的に車を使って生活する方も多いです。そのため駐車場での来店を前提とする必要があり、十分な駐車スペースを確保するために、条件に合った広い土地を見つけなくてはなりません。

ただ、都市部と比較すると田舎は広い土地の確保がしやすいでしょう。

田舎でコインランドリー経営する際に向いている立地

田舎でコインランドリーを経営するなら、立地条件は重要なポイントです。
最近は、コインランドリーと他の施設を併設するタイプの店舗が増えてきています。

以下に、田舎のコインランドリー経営に向いている立地を2つ挙げましたので、参考にしてみてください。

コンビニやカフェなどの隣に併設すること

コインランドリーでは、洗濯や乾燥の待ち時間がありますよね。

待ち時間を有効活用できるようにするために、コンビニやカフェの隣に併設する方法があります。待っている間に買い物を済ませたり、カフェでくつろいだりといった過ごし方ができます。

また、天気が悪い日はコンビニの客足が遠のく傾向がありますが、コインランドリーでは反対に需要が高まります。

コンビニとコインランドリーを同時に経営する場合は、相乗効果も見込めます。

クリーニング店の隣に併設すること

クリーニングもコインランドリーも、衣類の洗濯・乾燥という目的は同じです。

衣替えの時期や季節の変わり目などは、洗濯する物も増えがちです。近くにクリーニングもコインランドリーもあれば、利用者としては一気に洗濯を済ませられます。

両者を併設することで、利便性が上がるでしょう。

コインランドリーでの洗濯の待ち時間に、クリーニングの受付や衣類の引き取りなどもできます。利用者にとって、時間も有効活用できますね。

田舎でコインランドリー経営を成功させるためには

増加傾向にあるコインランドリーですが、やり方によっては経営に失敗してしまうこともあります。

経営を成功させるために、知っておきたいポイントをご紹介します。

事前準備をしっかりと

市場状況の把握をして、開業する場所を見極める必要があります。

人口密度や住民の年齢層、ファミリーや単身などの家族構成を考慮し、需要が見込める土地を選定しましょう。競合状況の調査も必要です。

コインランドリーの開業の際には、洗濯機や乾燥機を購入もしくはリースしますが、利用者層にマッチした機械を導入することも大切です。

また、導入の際には大きな金額が必要になることも多いです。
初期投資を自己資金でまかなう場合も融資を受ける場合も、資金計画は十分に行いましょう。

安心して通える店舗づくりを

時間帯によってはスタッフが常駐している店舗もありますが、コインランドリーは基本的に無人経営です。

そのため、女性や高齢者でも安心して入れるような店舗づくりをする必要があります。安全性確保のために、防犯対策をしっかり行います。

監視カメラや、店舗内が見えやすいFIX窓などを設置して、安心・安全に利用できる店舗をつくりましょう。

また、コインランドリーは衣類をきれいにするための施設です。清潔感のある店舗を維持できるよう、清掃や点検など管理する必要があります。

まとめ

駐車場の確保がしやすく競合店舗が少ない田舎は、コインランドリー経営に向いていると言えます。

人材が確保しにくい田舎でも始めやすく、活用されていない土地を有効的に使うことも可能です。ただし田舎で経営する際は、開業場所をしっかりと検討する必要があります。

市場状況を把握し、資金計画を十分に行い、事前準備を万全に行います。

防犯性を高めて安心して通えるようにしたり、清潔感のある店舗づくりをしたりして、リピーターを増やしましょう。

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