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なぜ洗濯ネットを活用するのか?洗濯ネットの効果について

2020年4月12日
洗濯ネットの写真

洗濯ネットを使用するメリット

洗濯機は洗濯槽を右回り左回りと回転させ、水流で汚れを落とす仕組みになっています。
この仕組みにより、衣類同士が絡み合ったり擦れたりすることも少なくありません。

洗濯ネットは、衣類を保護するものです。
大事な衣類を入れて洗えば、他の衣類と絡まることはなくなるため、ダメージを受けずに済みます。

これとは反対に、洗濯ネットに入れたものではなく、入れていない他の衣類を保護するために使うこともあります。
チャックやホックなどがついた衣類を入れると、引っかかって他の衣類を傷つけてしまう恐れがあるからです。
引っかかりそうな衣類をそうでないものなどを分けて、数回洗濯機を回す必要はなく、さまざまな衣類を一度に洗えるので、家事の効率化にもつながります。

また、洗濯物の中にはタオルのようにけば立ちやすいものや、汚れの激しい衣類もあるでしょう。
傷だけでなく、ほこりや汚れがつくと困る衣類も、洗濯ネットを活用すると守ってもらえます。

さらに、型崩れも防げます。

よく、洗濯機で洗ううちにワイシャツの襟の型が崩れてヨレてしまったり、Tシャツの首元や腕の部分が伸びたりします。
しかし、衣類を固定できるタイプを使えば、その心配はありません。

他にも、衣類の色があせてしまったり、別の衣類などに色がうつってしまったりしないようにする効果もあります。
色が鮮やかな衣類や柄物は色があせたり、一緒に洗った薄い色の衣類に色が付着したりしがちです。
これらの原因の一つが、洗濯のときには避けられない衣類同士の摩擦だと考えられています。
色柄物とそうでない衣類を一緒に洗うときは、色柄物を洗濯ネットに入れて洗うようにすると良いです。

洗濯ネットを使用する際の注意点

洗濯機で洗う場合、洗濯ネット使用の表示がある衣類は、表示に従うのが基本です。
それ以外にも、下着やストッキングなどのデリケートな素材やおしゃれ着も使ったほうが良い衣類です。
ニットなど毛玉になりやすい素材や、フリースのように毛足の長いものも入れたほうが良いでしょう。

他の衣類を傷つける可能性のあるものも利用しましょう。

チャックやホックはもちろん、スパンコールなどの飾りがついた衣類やブラジャーなど、他の衣類に絡まりやすいものも入れておくと安心です。
その際の注意点は、チャックなどの引っかかる突起類はすべて留めて、装飾が施されている衣類は裏返して入れることです。

また、シワになりやすいシャツや型崩れしやすいニットなどは、折り畳んで入れることがポイントです。
衣類の保護に威力を発揮してくれますが、入れると摩擦が減るため洗浄力が下がります。
できるだけ汚れを落とすには次の点に気をつけましょう。

まず、入れるべき量の目安が表示されていますが、この量より少なすぎると衣類が動いてしまいますし、多すぎるとあまり洗えません。
推奨されている量を守ることが肝要です。

襟や袖など汚れが気になる部分は直接洗剤を塗り、その部分を外側にして入れると汚れが落ちやすくなります。
何枚か一緒に入れるときは、襟や袖が重ならないようにするのがコツです。

そして洗い終わった後に乾燥機を使うときは、洗濯ネットに入れたまま乾燥機にかけるとシワになってしまいます。
必ず出してから乾燥機にかけるようにしましょう。

洗濯ネットの選び方

洗濯ネットはサイズや網目の大きさ、形状などによりいくつかの種類に分けられます。

まず、サイズは、大、中、小の3段階です。
小はストッキングや小物などを洗うのに適している大きさです。
シャツやブラウス、下着などを入れるには中がオススメです。厚手の衣類を洗うときは、大を選びます。

大に何枚か入れるときは、洗濯ネットの7割が目安となるようにします。

網目の粗いものは水や洗剤をよく通すため、汚れを落としたいものに適しています。
その反面ほこりもよく通すので、糸くずなどの目立つ濃い色には不向きです。白や淡色、糸くずの気にならない衣類を入れましょう。
保護したい衣類は、網目が小さいものに入れます。

洗濯ネットには角型、丸型、筒形、フットボール型などさまざまな形があり、洗う衣類や汚れ具合などにより使い分けられます。
平たい角型は中で衣類が動かないので、繊細な素材や型崩れしやすい洋服などを洗うのに適しています。
汚れ落ちを重視するなら、丸型や筒形、フットボール型など厚みのあるタイプがおすすめです。

最近では洗濯するものの形に合わせた専用タイプも登場しています。
ブラジャーやカップつきインナー専用は、カップがズレる、変形する心配がいらないので便利です。
毛布専用の円筒形には持ち手がついているタイプもあり、洗濯機から取り出しやすいよう工夫されています。
繰り返し使えるものなので、いくつかそろえておいて使い分けるのも良い方法です。
洗濯ネットを選ぶときは、サイズや形、網目の大きさなどを確認して、メリットが生かせるものを使いましょう。

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