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コインランドリー経営でターゲットを定める際のポイント

2022年9月26日
ターゲットを定める

コインランドリーの売り上げは、立地や客層に大きく左右されます。また、出店数が増えていることから「他店舗との差別化が難しいのでは」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

コインランドリー経営で利益を上げるためには、ターゲットを明確に定めて、響く施策をとることが重要です。

今回は、ターゲット別の特徴やアピールポイント、集客率を上げる方法を紹介します。簡単にできる方法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

コインランドリー経営におけるターゲットの定め方

ターゲットの定め方や、ターゲットごとにコインランドリーのどんな特徴をアピールするべきかご紹介します。

独身男性

独身男性は、コインランドリーの外観や内装よりも、自宅からの距離を最重視する傾向にあります。ほかにも、洗濯機や乾燥機が使いやすいかどうか、いつでも洗濯ができるように24時間営業しているかなど、機能面でコインランドリーを選ぶ人が多いです。

独身男性には、コインランドリーの営業時間や、洗濯乾燥機の使いやすさ、シューズ専用の乾燥機があるなどの利便性をアピールするとよいでしょう。とくに、24時間営業のコインランドリーは、深夜でも利用できることもアピールポイントになるでしょう。

独身女性

近年は独身女性でもコインランドリーを利用する人が増えています。独身女性の場合は、外観や内装の明るさや、入店のしやすさや、洗濯を待っている間の過ごしやすさ、清潔感などを重要視する傾向があります。

店舗に入りづらい印象があると、たとえ近所にあったとしても敬遠するかもしれません。無人店舗だからこそ、開放感や安全性など、店内に入りやすいイメージを持ってもらえるようにアピールするといいでしょう。

若い女性はSNSを利用している人が多いので、SNSで積極的に情報を発信すると集客につながります。また、防犯カメラを設置していることや、店舗内の雰囲気がわかる写真を載せると安全性が伝わるので効果的です。

主婦や主夫

主婦や主夫などのファミリー層では、家計のやりくりなどを踏まえて、できる限り安くコインランドリーを利用したいと考える人も多いでしょう。

車があれば、少し家から距離があっても安いコインランドリーを選ぶ、スーパーなどで買い物をするついでに周辺のコインランドリーを利用することもあります。

また、ファミリー層がコインランドリーを利用する理由の一つとして、布団などの大きなものの洗濯をしたいということがあります。主婦や主夫をターゲットにする場合は、布団などを洗える洗濯機を設置するのもおすすめです。

ターゲットが主婦や主夫の場合は、他のコインランドリーよりも安いことをアピールする広告や、リピーターになってもらうための限定のキャンペーンなどが効果的です。

高齢者

高齢者は知り合いの話などから情報を得て、店舗を利用することが多く、お得なキャンペーンなどがあると、来店してくれる可能性が高いといえます。

携帯やスマートフォンの操作に慣れていない人も多いため、情報が見るだけでわかるチラシや、場所や値段がはっきりとした広告が高齢者には好まれます。高齢者には見やすさを重視した広告をつくることが必須です。

コインランドリー経営で集客率を上げるには

コインランドリー経営をするにあたり、集客率を上げる方法をご紹介します。コインランドリーの立地やターゲットによっても変わってくると思うので、簡単な方法や効果のありそうな方法から試してみましょう。

サイトを立ち上げる

インターネットから情報を得る人も多いため、ウェブサイトの立ち上げは集客率を上げる一つの方法です。

若い世代や仕事でパソコンを使う人など、普段の生活からインターネットを見る習慣がある人に対してはとくに効果があります。ウェブサイトにはコインランドリーの店舗の写真や料金、設備などを詳しく記載して、アピールしましょう。

SNSで発信する

集客率をあげる方法の中で、若い世代を中心に効果が見込めるのがSNSです。

内装や外観をアピールしたい場合、Instagramで店内の写真をアップすることで快適さを伝えられます。定期的な更新で閲覧数が増えるので、継続的に更新しましょう。

ウェブサイトを立ち上げてSNSにリンクを貼ることで、ウェブサイトの閲覧も増やすことができ、相乗効果が狙えます。

ポスティングを行う

近隣住宅のポストに作成したチラシを配布するポスティングも効果的です。とくにオープン直後は、店舗の前を通る人でないとオープンに気付かない場合もあります。ポスティングすることで、開店したことを知ってもらえるでしょう。

ポスティングは、店舗から半径500m以内に行うと宣伝効果が高くなります。主婦・主夫や高齢者は、チラシに目を通してくれることも多いです。近所の人に来店してもらうことが多いコインランドリーでは、ポスティングは集客を図るための基本的な宣伝方法といえるでしょう。

Google Mapを活用する

普段は自宅の洗濯機で洗濯をしている人がコインランドリーを利用したいと考えたとき、Google Map上で「コインランドリー」と入力して探すことも多いでしょう。近所のコインランドリーの中から、口コミや外観で選ぶ方法です。

Google Mapからの集客を増やすためには、Googleビジネスプロフィールマネージャーがおすすめです。Googleビジネスプロフィールマネージャーは無料で利用できます。店舗の場所や営業時間、休日などの基本情報を登録することで、Google検索やGoogle Mapで検索したユーザーに情報を提供できます。

さらに店舗の写真や新着情報を掲載できるため、実際に足を運んでもらう前に雰囲気をつかんでもらうこともできます。また、利用者からの口コミは集客に直結するので、口コミが記載された場合は、店舗を利用してもらったことに対する感謝の言葉を返信すると好印象を与えられるでしょう。

キャンペーンを打ち出す

キャンペーンを打ち出すことで幅広い層にコインランドリー利用を促すことができます。オープンした際はオープンキャンペーン、開店1年後には1周年キャンペーンなどを行いましょう。

また、季節ごとのキャンペーンを開催することもおすすめです。梅雨時期や衣替えの時期などはコインランドリーの利用客も増える一方で、面倒だからとクリーニングに出してしまう人も多くなります。コインランドリーを利用することで、クリーニングよりも料金を抑えられることなどをアピールするといいでしょう。

ほかにも、ターゲットを絞ったキャンペーンや、クーポン・会員カードも集客を上げるための手段です。リピーターを増やすことで、安定した利益につながります。

まとめ

コインランドリー経営でターゲットを定める際のポイントや、集客率を上げる方法を紹介しました。

ターゲットによって重要視するポイントが違い、アピールするものも変わってきます。事前に立地の住民層を調べておきましょう。

差別化しにくいコインランドリーだからこそ、宣伝やキャンペーンが集客を大きく左右します。ターゲットを明確にしたうえで、集客率を上げるための施策を進めましょう。

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