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コインランドリー経営で融資は受けられる?おすすめの融資を紹介

2022年2月15日
コインランドリー経営の融資図解

今おすすめの副業にコインランドリー経営があります。コインランドリー経営を始めるに当たって必要となるのが資金ですが、コインランドリー経営で融資は受けられるのでしょうか。
この記事ではコインランドリー経営で開業に必要な資金や受けられる融資、融資を受けやすくする方法などを紹介します。

コインランドリー経営とは

コインランドリー経営とは、その名の通りコインランドリーを経営することです。個人で経営することもできますし、大手チェーンとフランチャイズ契約をして経営することもできます。

副業として人気があるコインランドリー経営

副業が解禁になったのを境に、コインランドリー経営も注目されるようになりました。洗濯は生活とは切っても切れない家事の一つです。しかし都心などでは手狭な物件も多く、洗濯機を持っていない単身者もいます。お仕事などで日中に洗濯をする時間が取れない方は、洗濯機の代わりにコインランドリーを利用されることも少なくありません。

また雨の日にコインランドリーに行くと、ファミリー世帯の方がご利用されているのをよくみかけます。このように生活に密着したコインランドリーは需要が高く、安定的な副業の一つと言えるでしょう。
また狭いスペースで始められることや、人件費がかからないことも、コインランドリー経営が副業として人気の理由として挙げられます。

開業に必要な資金

副業として人気のコインランドリー経営ですが、開業するには物件はもちろん、内装工事や必要な機器を購入しなければなりません。店舗の大きさや立地にもよりますが、15坪程度の小型店舗でも機器代だけで1,700万円前後必要です。また50坪程度の大型店舗なら、機器代は2,300万円前後かかってしまいます。

内装工事は規模によって800〜1,000万円、基礎工事費は規模に関わらず500万円以上かかると考えておきましょう。
規模やどんな機器を入れるのかにもよって異なりますが、少なく見積もっても3,000〜4,000万円程度の開業資金が必要です。

※出典:コインランドリー経営の費用はいくら? 開業にかかる機器代と儲かる方法|イエウール土地活用(2022.1.28)
https://ieul.jp/column/articles/1900/

コインランドリー開業で受けられる融資

おすすめの融資図解

すでに資金を貯めているのであればいいのですが、3,000〜4,000万円がすぐに出せるという方はそれほど多くないでしょう。コインランドリー経営を始める場合、融資を受ける方がほとんどです。コインランドリー経営で受けられる融資について解説します。

日本政策金融公庫の融資制度

コインランドリー経営で融資を受ける場合におすすめなのが、日本政策金融公庫の融資制度です。日本政策金融公庫は政府系の金融機関で、創業する人への融資を積極的に行なっています。融資を受けるためには綿密な事業計画書が必要となります。認められれば比較的低金利での融資が可能なので、負担を抑えられるのが特徴です。

地方銀行の融資

地方銀行では「信用保証付き融資」と「プロパー融資」が受けられます。信用保証協会が保証人になる信用保証付き融資は、比較的融資が通りやすいことで知られています。ただ保証協会に保証金を支払わなければいけません。

保証協会が保証人とならない融資がプロパー融資です。こちらは保証料がかかりませんが、融資の審査が厳しくなるため、信用を得られるかが重要なポイントとなります。具体的には、業績や担保、保証人などで返済能力を判断されます。

保証協会融資の融資枠増加

新事業活動で「経営力向上計画」の認定を受けたのであれば、地方銀行から融資をしてもらう時に、別枠で融資が受けられます。この融資枠増加ができれば、無担保保険の場合で8,000万円、普通保険の場合で2億円の増枠が可能です。

※出典:中小企業等経営強化法に基づく 支援措置活用の手引き |中小企業庁(P18、2022.1.28)
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/pdf/tebiki_zeiseikinyu.pdf

経営革新計画の優遇制度

「経営革新計画」が各都道府県で認められた場合は、事業にかかる資金に対するさまざまな優遇が受けられます。例えば特別利率で日本政策金融公庫から融資が受けられたり、金融機関からの融資の枠が別途で設けられるなどの優遇です。

融資を受けやすくする方法

融資を受けやすくするためには、できる限り自己資金を用意しましょう。自己資金ゼロだと、準備ができていないという評価になり、融資が受けづらくなります。できれば開業にかかる資金の50%は自己資金で用意できるのが理想です。

また事業計画の中でも、開業する立地も重要な要素となります。事業が成功する説得力のある根拠がある立地での開業なら理解が得られやすいです。

それからそのエリアにあるコインランドリーを調べて、どんな差別化が図れるかもしっかり練りましょう。他と同じようなサービスでは埋もれてしまいます。カフェ併設や、デザイナーズのようなおしゃれさなど、他にはない特徴を作るのも、融資を受けやすくするポイントです。

融資を受けてコインランドリー経営を成功させよう

コインランドリー経営は、3,000〜4,000万円の開業資金が必要となるため、融資を受けるのが現実的です。ただ融資は必ず受けられるものではありません。事業計画をしっかり練ってプレゼンできるかどうかが、融資を受けられるカギとなります。コインランドリー経営をするなら、立地選びからこだわり、成功が見える事業計画を作りましょう。

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